水の動きが見えるポンポン船の作り方2



このポンポン船はボイラー部をパイレックス試験管にした単管式のポンポン船です。水が動く部分は硬質ガラス管で作ってありますので、 水の動きをすべて見ることができます。
このポンポン船は大阪府教育センターの玉田真也さんが考案されたものを掲載させて頂きました。

材料
パイレックス試験管(外径13mm 長さ90mm)、試験管の口に合うゴム栓、硬質ガラス管(外径4mm 長さ15cm)、 発泡スチロール板(15cm×8.5cm,厚さ1〜1.5cm)、ローソク(直径1cm前後)、アルミホイール、 押しピン

作り方

(1)ガラス管の端から4cm付近をバーナーで熱し、柔らかくなったら、図のように約120°の角度になるように曲げます。

(2)ゴム栓の中央に直径4mmの穴をあけます。

(3)ガラス管の長い方をゴム栓に通します。

(4)ガラス管を通したゴム栓を試験管に差し込み、試験管の底から約2cmのところにガラス管の先がくるように長さを調整します。

(5)スチロール板を船の形に切り抜いて船体を作り、船体の後部に試験管を通す穴を開けます。
このとき、試験管が船体に対して約30°の角度になるように、斜めに穴を開けます。

(6)船体に試験管を通し、試験管の中のガラス管の先端の真下に炎が当たるようにローソクを船体に固定します。

(7)一旦、ガラス管を通したゴム栓を外し、試験管に水を一杯に入れてから、ゴム栓をします。
このときガラス管内にも水が一杯満たされているようにし、水がこぼれないように注意して水面に浮かべます。

(8)ローソクに火を点けて、しばらくすると、試験管の中の水が沸騰し、ガラス管の中を水が往復運動するのがよく見えます。


完成したポンポン船

クリックするとポンポン船の動画が見られます。