簡易テルミン
 今回製作した簡易テルミンは、できるだけ回路を簡単にするために、音程変化のみの回路とし、ディジタルIC(NAND×4)1個で音程変化を作り出している。
 シュミットトリガー付きのNAND回路で、抵抗(R)とコンデンサー(C)による、RC発振回路を構成し、約200kHzの基準周波数とピッチ用周波数を発生させ、ピッチ用発振器に取り付け    
たアンテナによって、ピッチ用の周波数
を変化させて、両方の波のNANDを取ることによって、差成分を取り出す。
 そのイメージは図2のようになる。こうして取り出された差成分を積分回路に通すことによって、ヘテロダイン干渉波(うなりの波)をとし、この波をオーディオAmpで増幅して、スピーカーを鳴らす。
 図3は発振回路で作られた、基準周波数用とピッチ用の矩形波で両波形を重ねて表示しているが、波長の差はこの画面ではほとんど確認できない。この画面は1μs/divであるので、この波の周波数は約200kHzである。基準波とピッチ波のNANDを取って、積分回路を通した後の出力は図3、図4のような波になっている。図4はアンテナと手との距離が離れている場合で図5は手を近づけた場合である。この画面は1ms/divであるので、図4は周波数が約500Hz、図5は約1000Hzの波であることがわかる。このようにピッチ用の周波数のわずかな変化で、テルミンの出力周波数は変化する
 図 3
図 4 図 5

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